かつて『時をかける少女』や『サマーウォーズ』でタッグを組み、多くのヒット作を生み出した細田守監督と脚本家・奥寺佐渡子さん。
しかし最近は二人の共作はなく、ファンの間では「なぜ再び組まないのか」と疑問の声も聞かれます。
特に、最新作『果てしなきスカーレット』が批評で賛否両論を呼んでいることもあり、往年の黄金コンビを懐かしむ声は少なくありません。
この記事では、なぜ細田守監督は奥寺佐渡子さんと再び脚本で組まないのか、不仲や過去にトラブルがあったのかなど５つの理由を考察していきます。
細田守は奥寺佐渡子となぜ脚本組まない？５つの理由！不仲やトラブルは？
1. 細田守監督自身が「自分で脚本を書く」方向にシフトしている
近年の細田作品は、監督自身が物語作りに深く関わるスタイルへ移行しています。
「自分の世界を自分の言葉で描きたい」という思いが強く、外部脚本家との共作よりも“監督主導の脚本”を重視しているようです。
2. 宮崎駿監督を意識しているから
細田監督は東映アニメーションの監督でしたが、2000年代前半にジブリから直接オファーを受け、『ハウルの動く城』の監督として呼ばれたことがあります。
方向性の違いで企画はうまく進まず、最終的には宮崎駿監督に交代。
この一件は業界でも有名で、細田監督自身もインタビューで「相当きつい経験だった」と語っています。
この“ジブリ時代の挫折”があったため、
- 自分の世界観を貫く姿勢が強くなった
- 外部脚本家（奥寺さん含む）に依存しない制作方針へシフトした
- スタジオ地図を立ち上げ「自分の居場所を作った」
とも言われています。
3. スケジュールや制作体制のズレ
奥寺佐渡子さん自身も多くの作品に携わっているため、長期間の準備が必要なアニメ映画とタイミングが合いにくい可能性があります。
最近だと大ヒットしている映画「国宝」の脚本を書いたのは奥寺佐渡子さんだものね
奥寺さんのスケジュール的にも一緒に仕事するのは難しそうだよね
不仲やトラブルではなく、“単純に予定が噛み合わない”というケースは十分ありえます。
４. 再タッグ後に評価が急上昇すると“監督のメンツが潰れる”という見方
もし、奥寺佐渡子さんと再び組んだあとに急に評価が良くなったら、 「細田監督単体の脚本力が弱い」 と見なされてしまうという懸念を指摘する声があります。
世間から “奥寺脚本じゃないと良作にならない” と判断されるのは、監督としてプライドが許さないという説です。
公式情報ではありませんが、ファンの間で根強く語られる理由のひとつです。
５．不仲説もゼロではない
公式には語られていませんが、ファンの間でよく話題に上がるのが『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』（2005）に関する話です。
この作品は、細田守監督が伊藤正宏さんが書いた脚本を大幅に手直しし、「素人で下手」と酷評したという証言がWikipediaなどに書かれています。
かなりきつい言葉だね
この経験がきっかけで、細田監督は“自分の作品の脚本は、自分でコントロールしたい”という意識が強くなったと言われています。
実際に、奥寺佐渡子さんとのトラブルに関しては報じられていませんが、この件を見る限り、多少なりともトラブルもあったのではないかと疑ってしまいますね。
まとめ：細田守は奥寺佐渡子となぜ脚本組まないのか５つの理由！
細田守監督と奥寺佐渡子さんが再び組まない理由は、なぜなのか、５つ挙げてみました。
制作方針の変化やタイミングの問題、過去の経験などさまざまな要素が重なっていると考えられます。
不仲やトラブルと断定できるわけではありませんが、監督自身が脚本も含めて“自分の世界観で作りたい”という姿勢が強くなった可能性はありそうです。
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