ドラマ『良いこと悪いこと』最終回では、花音が部屋に閉じ込められ、最後に誰かがドアを開けるという印象的なラストシーンが描かれました。
しかし、その人物の正体ははっきりとは明かされず、多くの視聴者の間で考察が広がっています。
演出上あえて曖昧にされたこの場面について、ネット上の反応やこれまでの物語の流れを踏まえると、あるキャラクターが有力だと考えられます。
本記事では最終回のラストシーンを振り返りつつ、ドアを開けた人物について考察していきます。
『良いこと悪いこと最終回』最後に花音が閉じ込められた部屋でドアを開けたのは誰?
公式に発表はされていませんが、「リョーマくん」が最も有力ではと考えられています。
公式の描写では人物像がはっきりしないため、SNSや考察記事ではさまざまな説が飛び交いました。
「ランダムな通りすがりの人物説」「大人が来た説」「真犯人側の人物説」などがありましたが、どれも決定的な証拠に欠ける展開です。

リョーマくん説が有力な理由(過去エピソードとのつながり)
視聴者考察や記事では「リョーマくん説」が特に多く支持されています。
『良いこと悪いこと』第5話で一度花音ちゃんと喧嘩した同級生であり、最後には和解して友情を結んだ関係性が描かれていました。

花音ちゃんは、父親であるキングに謝るよう言われてちゃんとリョーマくんに謝ったんだよね。
そういったことから、その成長の延長線上に救出行動があるのではないかという解釈が自然だと考えられています。
閉じ込められていたのは園子と勘違いする視聴者も!
最終回のラストシーンについて、ネット上では「閉じ込められていたのは花音ではなく、園子ではないか」と勘違いした視聴者も少なくなかったようです。

その理由として挙げられているのが、過去に描かれた小学生時代の園子が体育倉庫に閉じ込められていた場面と、今回のラストシーンの構図や空気感が非常によく似ていた点です。
小学生時代、転校生だった猿橋園子は体育倉庫に閉じ込められ、高木将(キング)ら仲良しグループは助けることなく、外からドアを叩いて恐怖を煽っていました。
この描写が強く印象に残っていた視聴者ほど、最終回の暗い空間や閉じ込められる演出を見て、園子の過去と重ねてしまったと考えられます。
ただし、この過去の出来事については、その後キングが「トイレに行ってくる」と言ってその場を離れている描写があり、実は裏でキングが園子を助けに行ったのではないか、という考察も存在します。
良いこと悪いこと
— 富山魂💙💙 (@toyama_damashii) December 20, 2025
第5話、どの子を閉じ込めた後
「あのさ、俺ちょっとトイレ行ってくるわ」
キングはどの子を助けに行こうとしてた。
いじめは、悪いことだと知っていたから。#イイワル #良いこと悪いこと pic.twitter.com/FxSjqK0b2j
直接的な描写はありませんが、その後の関係性やキングの行動を踏まえると、十分に成り立つ解釈と言えるでしょう。
なかなか色々考えさせられるラストでしたよね。
『良いこと悪いこと』最終回でドアを開けたのは誰か分からないようにした意味は?花音が閉じ込められた最後のシーン
制作側があえてドアを開けた人物を特定しなかった理由には、物語のテーマが関係していると考えられます。
このドラマでは「良いこと」と「悪いこと」が常に表裏一体で描かれ、人との関わりの中で選択していく姿が強調されてきました。
誰が助けたのかを断定しないことで、花音が孤立から救われたという事実そのものに焦点を当て、視聴者それぞれの解釈を許す余白を残したとも受け取れます。
その上で、物語を追ってきた人ほどリョーマの存在を重ね合わせやすい演出になっている点が、非常に印象的なラストだったと言えるでしょう。
まとめ:『良いこと悪いこと』最終回で花音が閉じ込められた部屋でドアを開けたのは誰?最後のシーン
『良いこと悪いこと』最終回のラストシーンで花音の前に現れた人物は、公式には明言されていません。
ですが、これまでの物語の流れや視聴者の考察を踏まえると、リョーマがドアを開けたと考えるのが最も有力です。
ただし、演出としてはあくまで想像に委ねる形が取られており、その曖昧さこそが作品の余韻を深めています。
誰が助けたのかを考える時間も含めて、このドラマらしい最終回だったと言えるのではないでしょうか。


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