2025年公開の映画『平場の月』の主題歌として書き下ろされた、星野源さんの新曲「いきどまり」。
公開されたミュージックビデオ(MV)は、物語の余白を感じさせる不思議な世界観が話題になっています。
この記事では、MVに散りばめられた“意味深な描写”を手がかりに、星野源さん演じる主人公はこの世に存在しない”幽霊”ではないかという視点から考察を行います。
MVに出てくる証明写真やホウセンカについて深掘りします。
「いきどまり」MV考察!星野源は幽霊?証明写真やホウセンカの意味とは!『平場の月』映画主題歌
MVに登場する星野源さん演じる主人公が、この世に存在しない“幽霊”ではないかと考えられる理由をまとめます。
何も写らない証明写真
ミュージックビデオでは星野源さんが証明写真を撮るシーンがありますが、MVラストで何も写っていない証明写真が映し出されます。

証明写真というのは、本来“存在を証明するための写真”です。
それが写らないというのは、まさに逆で、これは存在できない人=存在しない人の象徴しているとも考えられます。
そのため、ミュージックビデオでの主人公は、幽霊ではないかと想像できます。
また、映画『平場の月』には“喪失”や“別れ”というテーマが流れており、MVの主人公も、現実ではなく“残された側の記憶”や“面影”として描かれている可能性があります。
夏のホウセンカと冬服の星野源が表す季節のズレ
MVにはホウセンカ(鳳仙花)が登場します。

ホウセンカは一般的に夏に咲く花として知られています。
ところが星野さんが着ているのは冬のようなコートです。


つまり、季節はホウセンカが咲く夏のはずなのに、星野さんだけが冬服のまま歩いているという、明確な“季節のズレ”が描かれています。
季節のズレは、映画や文学ではよく「この世ではない」「時空の歪み」「記憶の中の光景」を表す比喩として使われます。
そのため、星野源さん演じる主人公は季節に影響を受けない=この世に存在しない幽霊として表現されている可能性があるのです。
映画『平場の月』主題歌の星野源「いきどまり」MVに反響!ネットの声まとめ
ネットの声を紹介します。
この主人公は朝日を浴びることがないんだと気付いて泣きじゃくりました。
— 柏葉 (@k_ashiwa_ba) November 14, 2025
それでも愛しい思いは残る…たまんないMVです。大好きです。
すごい…素晴らしいMVですね😭涙が止まらなかった。誰もいない通り、優しい歌声、少し寂しくて、それでいてとても自由だ。特に最後の無人の写真が好きで、すべてが幻の夢だったかのようで、曲の雰囲気ととてもマッチしている。何度も見てしまった、本当に感動した。
— 小桃玖 (@kanrauta) November 14, 2025
ラストシーンに泣きました。切なさが堪らなく堪らなく愛おしいMVです。
— 柊木 (@hZG8Jf28ioWagmf) November 14, 2025
あまりにも儚くて儚くて消えて行かないでと手を握りたい衝動に駆られました こんなに想ってもらえた「君」は幸せだったろうな そして、こんなに想える人に出会えたあなたも幸せだったと思う ラストにドキッとしました 源さん、素敵な楽曲をありがとうございました #星野源_いきどまり #平場の月
— thinnk (@thinnksan) November 14, 2025
主題歌「いきどまり」は、星野源さんがオファーを受け、映画「平場の月」のために書き下ろした最新曲です。
歌詞もミュージックビデオも、どことなく「平場の月」を連想させる作りになっており、映画を見た人からもとても反響の多い楽曲になっています。
まとめ
星野源さんの「いきどまり」MVには、彼が“幽霊”のようにも見える描写がいくつかあります。
象徴的なのは、証明写真に星野さんの姿が写らないシーンで、これは「存在しない人」を示すような演出です。
また、夏〜秋に咲くホウセンカが登場する一方で、星野さんは冬のようなコート姿で歩いており、季節がズレている点も不思議な違和感を生んでいます。
これらの点から、「星野源=幽霊」というMVの読み解きは非常に自然で、作品全体の空気感とも一致しています。
もちろん公式な答えはありませんが、映画『平場の月』のテーマとも響き合う、深い余韻を残すMVになっていると言えます。


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