Threadsに投稿された「無言の帰宅」という言葉をめぐり、SNS上で激しい論争が巻き起こっています。
この言葉を知らない人たちへの非難の声が上がっていますが、そんなにヤバいのでしょうか。
SNS上では「無言の帰宅」「無言での帰宅」の2つの言葉について意味が変わるのか、違う言葉になるのかなども色々な意見が出ています。
「無言の帰宅」のキーワードがThreadsで話題になっている理由
2025年9月25日にThreadsでこのような投稿がありました。
え、「無言の帰宅」を本当に「喋らずに帰ってきた」と思ってる人がいると言う投稿を見てしまった。。。マジで????国語と教育の敗北感。。。
引用:teru_lpg
きっかけは、別の方がThreadsに投稿された「行方不明だった夫が無言の帰宅となりました」という一文でした。
投稿を見た人の多くは「命があってよかった」と安堵のコメントを寄せたり、「旦那さん、なにかコメントしなさいよ」と突っ込む声も出ることに。
それを見たあるユーザー(teru_lpgさん)が、上記のように衝撃を受けて「マジで???」と投稿したわけです。
この言葉がX(旧Twitter)に広がると「その意味を知らないのか」という批判や解説が溢れ、論争に発展。
SNSの文化や世代の違いも浮き彫りになりました。
実際の投稿文は「無言での帰宅」だった!「無言の帰宅」と意味の違いは?
騒動を大きくした理由のひとつは、投稿者の言葉が一部で切り取られたことです。
実際の投稿文は「無言での帰宅」でした。
これは「黙って帰ってきた」という意味で、日常的に自然な表現です。
「無言の帰宅」と「無言での帰宅」「無言で帰宅」の意味や使い方の違いを下にまとめます!
表現 | 意味 | 使われる場面 | ニュアンス |
---|---|---|---|
無言での帰宅 無言で帰宅 | 黙ったまま帰ってきたこと | 日常会話(夫婦喧嘩後・疲れて帰宅など) | 「話さずに帰宅した」という行動描写 |
無言の帰宅 | 亡くなった人が遺体となって自宅に戻ること | 報道・ニュース用語 | “亡くなったこと”を直接表さないための婉曲表現 |
このように違いがあるようなのですが、拡散の過程で「無言の帰宅」と表現され、混同が起きました。

なんかややこしい
「無言の帰宅」知らないとヤバいの?教養がないことになるのか
「無言の帰宅」の正しい意味を知らない人に対し、「教養がない」「国語力が落ちている」といった批判も見られました。
ただ、この表現は主にニュース報道で使われる特殊な言い回しで、学校教育で国語として学ぶものではありません。
「無言の帰宅」は報道用語のため、国語の教科書で学ぶことは基本的にない!
そのため若い世代や報道に触れる機会が少ない層にとっては、聞き慣れないのも無理はないでしょう。
むしろ、今回の論争は「言葉の背景を知るきっかけ」になったと見ることもできます。
言葉は時代とともに変化しますが、報道の文脈を理解することは誤解や摩擦を避けるために大切です。
実際ネットでも、2つの言葉の意味は違っても

文脈で理解できるのでは?
といった指摘も上がっているので、余計に論争になっている模様です。

日本語って難しい
まとめ
「無言の帰宅」は報道用語では“亡くなったことを婉曲に表す言葉”ですが、SNSで「黙って帰る」と解釈されて拡散され、誤解と論争を生みました。
教科書で習う表現ではないため、知らないこと自体は不自然ではありません。
今回の騒動は、言葉の意味が世代やメディアによって大きくずれる現象を浮き彫りにしました。
改めて、日本語って難しいですよね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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