神奈川県相模原市にある、市立小学校で児童の前で校長を大声で叱責するなど不適切な言動を繰り返したとされる23歳の男性教諭。
相模原市教育委員会は2025年8月21日、この男性教諭を減給10分の1(1か月)の懲戒処分としたと発表しました。
同時に、市教委は管理監督責任を理由に、叱責された男性校長(61)を文書訓告としています。
この処分をめぐって、SNS上では「教諭の処分は減給だけじゃ甘い」「校長が可哀想すぎる」など批判の声が相次いでいます。
校長を叱責した教諭が起こした問題の詳細
市教委の発表によると、問題が起きたのは2025年5月15日。
小学3年生の学級で起きたトラブル対応をめぐり、教諭は児童が泣き出すほどの大声で校長を叱責しました。
きっかけは、この男性教諭が校長に相談をしていたことで朝会に遅れたことです。
児童への謝罪と説明を校長に求めたところ、説明が不十分だと感じた教諭が激昂したというのです。

子どもが泣き出すってよほど怖かったんだろうね
さらに、教諭はこのほかにも問題行動を繰り返していました。
- 4月10日:教職員が集まる場で、校長が発言中に教諭が笑ったような表情をしたと他の教員から指摘
→ 教諭はこれを「いじめ」と捉えた - 4月上旬~6月初め:
- 遠足の引率メンバーに不満を持ち「別の人に代えてほしい」と要求
- クラブ活動や公開授業の担当を外すよう求める
- 要求が通らない場合、「年休を取る」「その理由は職員間の不和のためだと児童や保護者に言う」などと管理職を脅すような発言
- 資料作成を他の教職員に押し付ける
- 遠足の引率メンバーに不満を持ち「別の人に代えてほしい」と要求
- 6月3日:児童に対し「先生が休むのはいじめられたから」「いじめた先生の話は聞かないで」などと発言
→ その後、1か月間の傷病休暇を取得

この情報だけ見ると、この教諭に問題がある印象を受けるけど…
市教委はこうした一連の行為を「職場の秩序を著しく乱した」と判断し、減給処分としました。
とはいえ、実際の真相はまだわからないことが多いニュースです。
校長叱責の教諭に減給処分だけじゃ甘い?ネットの声
ただ、この一連のニュースを見た視聴者は、男性教諭の処分が減給だけだったことに「甘い」と感じる人が多かったようです。
・減給処分だけなんて甘い
・これだけ大騒ぎになって減給だけで済むの?
・子どもが可哀想だし、減給だけじゃ甘すぎる
このような声がネットに出ています。
この処分を受けた男性教諭は
「自分の言動で子どもたちや保護者に迷惑をかけたことを重く受け止めている」
とコメントしているとのことです。
「文書訓告」受けた校長にかわいそうの声も
今回の件では、叱責を受けた側の男性校長(61)にも「管理監督責任」として文書訓告が出されています。
「文書訓告」は、懲戒処分の中でも比較的軽い処分です。
企業や学校などでは、従業員の不適切な行為や指導上の不備があった際に、書面で注意・指導を行うものですね。
人事記録には残りますが、停職や戒告ほどの影響はありません。
しかし、SNSではこの判断に疑問の声が多数上がっています。
・「児童の前で大声で怒鳴られてる校長が不憫…」
・「なぜ校長まで処分されるの?かわいそう」
・「校長が可哀想すぎる」
一方で、「校長の指導に不備があったなら訓告は妥当」という声も一部あり、意見は分かれています。
このニュースでふと気になるのは、23歳男性教諭が校長へ「暴言を吐いた」ではなく「叱責した」と表現されていることです。
こっちの記事では『叱責』という表現になっています。なので、校長側に落ち度があったのかも?という推測は成り立ちます。
— 猫ジャンキー (@774nyannyan) August 21, 2025
校長側に落ち度がなければ、「暴言を吐いた」みたいな表現になる気がします。https://t.co/6pK8dsf2cy
そのため、校長側にも落ち度があったのではと疑問に感じる点がありますよね。
実際のところはまだ報道で明かされていないため、真相はわかりません。
まとめ
相模原市の小学校で、校長を叱責した23歳の男性教諭が減給処分となったニュース。
一方で、校長は文書訓告を受けたことから、「校長が可哀想」と同情する声も上がっています。
ネット上では男性教諭に対する処分が「甘いのでは」といった批判も多く見られます。
今回の対応をめぐり、教育現場での指導体制のあり方など色々な課題がありそうですが、一番可哀想なのは子どもたちだと思うので環境の改善に取り組んでほしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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