「卓球WTTチャンピオンズ」で、早田ひな選手がメディカルタイムアウトを取り、公式ドクターではなく自分のコーチによる治療を受けた場面が物議を醸しています。
ネット上では「ずるい」との声も上がり、対戦相手の張本美和選手に対して「かわいそう」と同情する意見が相次ぎました。
公平性や試合の流れへの影響を巡って、早田ひな選手にはルール違反では?といった声まで出ており、波紋が広がっています。
早田ひなのメディカルタイムアウトに視聴者が疑問を感じた理由

視聴者が「ずるい」「もやもやする」と感じた理由を整理すると、こんな要素が挙げられます。
- 同じチームの岡雄介コーチが治療
治療のついでに戦術的アドバイスができる可能性があり、公平性に疑問が生じる。 - 公式ドクターを通さなかった
本来は大会側の医師やトレーナーが対応すべきというイメージがあるため、不自然に見える。

中継を見ていた人は、なぜコーチが治療?と疑問に感じる人が多かったみたい
- 試合の流れを断ち切るタイミング
張本選手がリードしていた4-2の局面で中断が入ったため、流れを意図的に変えたように映る。 - 治療後に相手が軽快にプレー
本当に痛かったのか疑問を持たせる動きに見えた。

痛みがあるのは嘘ではないだろうけど、その時メディカルタイムアウトを取る必要があったのかな?
- 審判や大会側の説明不足
なぜコーチが治療できたのか、観客や選手への説明がなく不透明。 - 自分も同じことをできたのでは?という不公平感
張本選手が「父(コーチ)を呼べたのか」と感じたように、条件の不均衡がモヤモヤを増幅。 - 国際試合としての透明性欠如
海外や他の大会では見られない対応で、競技運営の信頼性が揺らぐ印象。
このように、疑問に感じることが多い試合だったためネット上では早田ひな選手に「ルール違反では?」といった声まで出る事態となりました。
早田ひなのメディカルタイムアウトに大会主催者「ルール違反ではない」と見解
大会主催者は、早田ひな選手のメディカルタイムアウトの件が注目されているため、見解を示しました。
早田ひな選手が試合中にメディカルタイムアウトを取り、日本代表スタッフの岡雄介トレーナーによる治療を受けた行為は「規定違反ではない」と説明したのです。
WTTのルールでは治療を行う担当者は公式ドクターに限られておらず、チーム関係者でも認められているとのことです。
今回のケースも大会側が症状を確認した上で、必要と判断して実施されたということなのでルール違反ではないとのことなんですね。

とはいえ…なんだかもやもやが残るね
確かに、この見解を聞いてもなぜスッキリしないのでしょう?
張本選手が話したように公式ドクターではなくチーム関係者が治療に入ることで戦術的アドバイスの可能性が連想され、公平性に疑問が生じたからといえます。
また、WTT側は「場内アナウンスを行い、張本選手にも伝えた」と説明していますが、実際には張本選手に伝わっておらず、状況をつかめず困惑していた様子でした。
アナウンスだけでなく、審判が選手本人に直接わかりやすく説明すべきだったのではと思ってしまいました。
まとめ
今回の早田ひな選手のメディカルタイムアウトを巡る一件。
大会主催者が「ルール違反ではない」と明言したことで、形式的には問題がないことが確認されました。
しかし、治療を担当したのが選手本人のコーチであった点や、その間のアドバイスの可能性など、試合の公平性や透明性に疑問を抱く声は依然として残っています。
ルール適用の妥当性だけでなく、選手と観客双方が納得できる運営の在り方が、今後ますます求められると思います。
早田ひな選手と張本美和選手の今後の活躍に期待したいです。
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